祖業を捨てる

祖業を捨てる
今日の新聞で、祖業を捨てた会社の記事を読んだ。経営陣は「苦渋の決断だった」という。経営効率のために祖業を捨てるのは勝手だが、それはその会社ではないと思う。順番が逆なのだ。
まず、経営判断として、事業拡大をするというのはあると思う。例えば、半導体事業で稼いで、不動産や保険などをやっているとしよう。経営効率が悪いので半導体を切り捨て、不動産や保険などを進めていく。この場合、半導体のほうが本体であるので、不動産や保険の会社を別で作るのがよいと思う。これは個人の意見としてだ。もし半導体のほうを売却するならば、社名変更するなり、会社を変えるなりしたほうがいい。なぜなら、名は体を表すからだ。私がこの経営者だったら、決して祖業を疎かにしない。祖業は祖業であり、その会社が立つ土台なのだ。祖業の無くなったその会社は、もう会社自体が崩壊していくだろう。そういうものだからだ。社員は全員が「経営効率が悪ければ、次は自分なんだ」となり、やる気が失せるだろう。そんな経営者は風上にも置けないなと思う。

著者

檜の里の片隅に庵を結び、世の移ろいを眺めながら暮らす物書き。
……というのは半分冗談。
地方で暮らしながら、事業、法律、政治、経済、IT、アニメ、本など、興味のおもむくままによしなしごとを綴っています。
専門家でも評論家でもありません。
日々の暮らしの中で考えたこと、学んだこと、面白かったことを忘れぬよう記録しているだけです。
昨日の自分と今日の自分が違うように、ここに書かれた考えも変わっていくかもしれません。
それもまた人の営みとして、ご笑覧いただければ幸いです。

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